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鉄条の囹圄
サークル名 冬のいもうと
販売日 2016年04月27日
年齢指定 全年齢
作品形式 デジタルノベル,音楽あり,
ファイル形式 アプリケーション
その他 女性向け
ジャンル 燃え,バイオレンス,血液/流血,狂気
ファイル容量 512.76MB
サンプル画像
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鉄条の囹圄
作品内容
いばらの中に落ちた種は、いばらに飲まれるより他にない――
四旬節。
復活祭を待ちわびる早春の犬釘市には、あたかもキリストの受難を彷彿とさせる暗雲が立ちこめていた。受荊者――異能の荊を開花した者達の手による、無軌道な異常犯罪。
悪意のお膳立てに、誰もが喜々として堕落していく中。無法な受荊者を人知れず討ち続ける者達がいた。ブラザーフッド。鉄槌同盟の野望を阻止するべく集った、囚人を狩る囚人達。
贖罪に人生を捧げた男。
自分の過去に敗れた男。
負い目に苛まれる少女。
灰に還り損ねた迷い猫。しかし世界は、囚人の足掻きなどものともせずに。至るべき結末へ収束する――
これは、本当の残酷に抗う物語。
レビュー要約
『鉄条の囹圄』は、 「冬のいもうと」制作のデジタルノベルです。レビューでは、「異能力バトル物かと思いきやまさかの展開」を見せる独特のストーリーと、読者の心を揺さぶる「狂気」と「救い」 の描写が特に高く評価されています。
主な評価ポイント
- 予測不可能な「怒濤の展開」:
- 物語は前半から中盤にかけて 「能力バトル」として熱い展開を見せますが、後半からは「ジャンルががらっと変わる」 と評されています。
- 「ヒールの正体にええぇえええ!?」と驚かされるような「二転三転」のどんでん返しが読者の心を掴み、「予想不可能」 な展開が最後まで飽きさせません。
- 「本当の残酷に抗う物語」というテーマが深く掘り下げられており、「絶望」の先に「救い」がある結末に「泣かされた」 という声が多く聞かれます。
- 読者の心を「抉る」描写:
- 「作者」や「キャラも血反吐吐きながら綴られたんだろう」と推測されるほど、「泥臭くしつこくひっくり返されまくる」 描写が特徴です。
- 「傷で傷を抉るような話」であり、読者も「心えぐられて絶望した」 という感想が見られます。
- 一部では、 「素直に楽しんでた読者に小便引っかけてるような」作品だという辛辣な意見もありますが、それすらも「ある種の狂気」 として作品の魅力だと捉えられています。
- 魅力的なキャラクターと演出:
- 主人公 「をろく」をはじめ、「味方も敵方も生き様に納得しそうになる強さ」を持つ、「キャラ立ちまくり」 な登場人物が物語を牽引します。
- 「シナリオ力がやはり素晴らしい」と絶賛されており、サウンドノベルでありながら「バトルに臨場感がある」 点も評価されています。
- その他:
- 公式表記の7〜8時間より 「それ以上の大ボリューム」 であり、長く楽しめる点が好評です。
- 「女性だけでなく男性でも楽しめる」内容で、「男女問わずだれでも楽しめる」 と述べられています。
- 「readme.txt」に「攻略の手がかり」 があるため、行き詰まった際は参照することが推奨されています。
批判的な意見と改善点
- 難解さ:
- 「かなり独特な作品」で、「読者の理解が追いつかなくなる」部分があるため、「プレイするには心構えが必要」 という指摘があります。
- 一部のユーザーは 「ラスボス」の性格が「嫌い」で、「全てを肯定は出来ない」 と述べています。
総括:
『鉄条の囹圄』は、単なるバトルゲームではない、「ある種の狂気」をはらんだ傑作デジタルノベルです。 「胸に残る」という評価が示すように、読者の心を「抉る」ようなハードな展開と、「どんでん返しの嵐」がもたらす物語の魅力が、多くのユーザーから絶賛されています。難解さや独特な世界観が人を選ぶ可能性はあるものの、「このサークルさんはそういった『やってみたいけどできない』ことをやりとげてくれる」 と、作者への高い信頼が寄せられています。




